11月17日は世界早産児デー【blog #7】
出産前は不安なことでいっぱい。早産もそのひとつ。11月17日は世界早産児デーでした。
世界早産児デーとは?
11月17日の世界早産児デーは、早く生まれた赤ちゃんたちとそのご家族が抱える課題や負担に対する意識を高めることを目的に制定されました。早産児のお母さんがドイツで立ち上げたヨーロッパ NICU 家族会(EFCNI)が、2008年にキャンペーンを始め、世界中の家族会の協力でグローバルなムーブメントとして広がりました。現在は、世界保健機関(WHO)、ユニセフ、セーブ・ザ・チルドレン、国際新生児看護学会など多くの国際組織や学術団体、企業の賛同を得ており、日本からは新生児臨床研究ネットワーク、日本NICU家族会機構(JOIN)、日本新生児看護学会が協賛しています。
世界中のNICUでは、この日にあわせて医療スタッフがモチーフの靴下を使った飾り付けをし、シンボルカラーの紫色を身にまとうことで、赤ちゃんとご家族を応援する気持ちを表します。また、社会へ向けたメッセージとして世界各地のモニュメントが紫色にライトアップされます。
https://www.nicu.jp/wpd/
鹿児島市では2500グラム未満で生まれた「低出生体重児」の子どもたちの成長の記録を紹介する写真展が開かれています。また、神奈川県立こども医療センターに受診経験のあるお子さんとご家族の入院中のお写真や、最近のお写真を展示しています。全国各地で、早産児の家族が安心して子育てできるよう、様々な活動やイベントなどの取組みが行われています。
日本国内で令和元年度に生まれた赤ちゃんの約6%は、妊娠37週未満で生まれた早産の赤ちゃんだそうです。
医師監修webサイト「はじめてのNICU」
医師監修webサイト「はじめてのNICU」では、早産児やそのご家族、医療従事者に向けた思いをお届けする活動をしているようです。Webサイトには、小さく生まれた赤ちゃんについての情報や、赤ちゃんとの生活について紹介しております。
【世界早産児デーの主なコンテンツ】
・世界早産児デーの概要
・メッセージ募集
・日本各地のライトアップの取り組み
・NICU家族会のご案内
・シンボルマークのご紹介